受験資格試験名 一級建築士
学科試験:令和6年7月28日
製図試験:令和6年10月13日
氏名 福重大生
製図試験:令和6年10月13日
氏名 福重大生
合格体験記
学科試験
学科(独学)は2回目で合格。
昨年の1回目は79点(合格点88点)と惨敗。
このときは、年末から資料を集め、年始から本格的に勉強をスタートした。
実際には建築の基礎、建築用語を覚えて、問題文をなんとか読めるようになったのは5月か6月ごろだった。
模擬試験の点数はバラバラで90点超もあったが、65点もあり、平均点通りの試験結果といえる。
2回目は96点(合格点92点)で合格。
年始スタートの予定が土日無しの仕事に忙殺されて本格的スタートは4月からとなった。
ただし、1~3月の間も構造計算問題を1日2問と、容積率・建ぺい率問題は1日1問をノルマとしていた。
7月以降の模擬試験は、おおむね100点以上となり、最高で117点を記録するなど自信はあった。
本番では、計画が未知の設問が多かったが、答えだけ判るもの、答え以外が判るものが数問あり、足切り回避出来た。
環境・設備は捨てていた音響計算が出ず、しっかり点数を稼げた。
自信のあった法規は時間配分ミスから26問までしか解けず、適当にマークした残りはすべて不正解。
構造については計算問題は例年レベルで全問回答出来たが、過去問と異なる切り口の設問に苦戦した。
施工は例年レベルに加えて、計画同様、答えだけ判るもの、答え以外が判るもので点数を稼げた。
試験直後から合格の手応えはあったが、思ったよりギリギリで、念押しの2週間の勉強が活きた。
昨年の1回目は79点(合格点88点)と惨敗。
このときは、年末から資料を集め、年始から本格的に勉強をスタートした。
実際には建築の基礎、建築用語を覚えて、問題文をなんとか読めるようになったのは5月か6月ごろだった。
模擬試験の点数はバラバラで90点超もあったが、65点もあり、平均点通りの試験結果といえる。
2回目は96点(合格点92点)で合格。
年始スタートの予定が土日無しの仕事に忙殺されて本格的スタートは4月からとなった。
ただし、1~3月の間も構造計算問題を1日2問と、容積率・建ぺい率問題は1日1問をノルマとしていた。
7月以降の模擬試験は、おおむね100点以上となり、最高で117点を記録するなど自信はあった。
本番では、計画が未知の設問が多かったが、答えだけ判るもの、答え以外が判るものが数問あり、足切り回避出来た。
環境・設備は捨てていた音響計算が出ず、しっかり点数を稼げた。
自信のあった法規は時間配分ミスから26問までしか解けず、適当にマークした残りはすべて不正解。
構造については計算問題は例年レベルで全問回答出来たが、過去問と異なる切り口の設問に苦戦した。
施工は例年レベルに加えて、計画同様、答えだけ判るもの、答え以外が判るもので点数を稼げた。
試験直後から合格の手応えはあったが、思ったよりギリギリで、念押しの2週間の勉強が活きた。
製図試験
製図学習について 8月4日に無料の日建学院セミナーに参加。
まったく理解できず、「エスキス」の言葉も初めてなら内容も理解不能、さらに初めて書く建築図であったため、受験は次年度からと決めた。
その帰りに担当の方に呼び止められて本年度受験を勧められ、当日欠席で受験回数にカウントされないことを確認して受講を決めた。
その後の1週間は「エスキス」の情報集めなどと準備、対策に費やした。
講習が始まり、毎週日曜日に受講するがついていける訳もなく、毎回、帰りのバスの中で来年頑張ろう、と思いながら帰っていた。
8月から9月中頃までの1週間のルーチンは、毎日記述1~2ページ、月曜日から前日の復習、製図、宿題、再度復習、土曜日に再度エスキス、または製図が、基本だった。
残り1ヶ月をきっても状況は変わらなかったが、エスキス、製図の時間が少し早くなった分、残りを復習のエスキス部分に力を入れた。
9月の最終日曜日の講習終える頃、やっと製図試験の全体が見えてきて、自分の手順を見直し、時間配分を検討できるようになった。
10月初めの、そして最後の講習を終えて、必要な知識は準備できて、あとはゾーンプランニングの良し悪し、製図スピートのアップと自分の課題ははっきりした。
試験までの1週間は仕事をほぼ休みとして、本番さながら、ぶっ通し6時間半で課題を収める訓練をした。
具体的には前日取り組んだ課題のゾーンプランニングのみの見直し(課題によっては階の振り分けから)、1/400図、課題、課題解答自己チェック。
学習時間はおおむね14~16時間ほどで、睡眠時間は必ず6時間取るようにした。
このとき、直前1週間で選択した課題のテーマは出題の確率が高いと考えていた、「エスカレーター」「セキュリティー」「大講義室(段床式)」「免震」「大学敷地内計画(延焼ライン)」「北側斜線」と「日建学院試験課題対策集DL版」とした。
まったく理解できず、「エスキス」の言葉も初めてなら内容も理解不能、さらに初めて書く建築図であったため、受験は次年度からと決めた。
その帰りに担当の方に呼び止められて本年度受験を勧められ、当日欠席で受験回数にカウントされないことを確認して受講を決めた。
その後の1週間は「エスキス」の情報集めなどと準備、対策に費やした。
講習が始まり、毎週日曜日に受講するがついていける訳もなく、毎回、帰りのバスの中で来年頑張ろう、と思いながら帰っていた。
8月から9月中頃までの1週間のルーチンは、毎日記述1~2ページ、月曜日から前日の復習、製図、宿題、再度復習、土曜日に再度エスキス、または製図が、基本だった。
残り1ヶ月をきっても状況は変わらなかったが、エスキス、製図の時間が少し早くなった分、残りを復習のエスキス部分に力を入れた。
9月の最終日曜日の講習終える頃、やっと製図試験の全体が見えてきて、自分の手順を見直し、時間配分を検討できるようになった。
10月初めの、そして最後の講習を終えて、必要な知識は準備できて、あとはゾーンプランニングの良し悪し、製図スピートのアップと自分の課題ははっきりした。
試験までの1週間は仕事をほぼ休みとして、本番さながら、ぶっ通し6時間半で課題を収める訓練をした。
具体的には前日取り組んだ課題のゾーンプランニングのみの見直し(課題によっては階の振り分けから)、1/400図、課題、課題解答自己チェック。
学習時間はおおむね14~16時間ほどで、睡眠時間は必ず6時間取るようにした。
このとき、直前1週間で選択した課題のテーマは出題の確率が高いと考えていた、「エスカレーター」「セキュリティー」「大講義室(段床式)」「免震」「大学敷地内計画(延焼ライン)」「北側斜線」と「日建学院試験課題対策集DL版」とした。
製図試験会場にて
(エスキス)
製図本番では、「エスカレーター」は出なかったが、同課題の中のセキュリティーを活かせる計画だったので、そのまま採用した。
「大講義室(段床式)」は練習が活きた。
「免震」はそのまま採用できた。
設問から5階建てを要求していることはわかっていたが、3層とした場合に廊下係数では余裕のある基準階が収まらなかった。
これはセキュリティーを重視して1階を管理部門とその他として東西に「明確」にわけたことと、大講義室と製図室を優先して、かつ、重複距離の考慮から階段室と廊下の計画を先行させてしまったためであった。
しかし、気づいたときには時間的に手遅れだった。
少なくとも今まで取り組んだ課題ではこんなことはなかった。
このとき最短の解決方法は基準階を4層として6階建てとすることだと考えた。
道路斜線と法的採光を見直し、東側を7m、南側を4mとして建築基準法はクリアできるようにして計画変更したが、基準階ゾーニング見直しは時間的にぶっつけ本番で製図となった。
(記述)
記述は「教材となる・・・」以外は、課題でこなした問題から解答できた。
(製図)
エスキスが未完成のまま製図となったが、この時点までは想定内の想定外だった。
根拠はないが3層の計画の見直しくらいはさほど難しくないと考えていたし、実際、なんとか形に出来た。
ただ、断面図が平面図寸法線に食い込むとわかったとき、エスキスを再度確認することになったが、この一連の時間ロスが6時間半の中では、とてつもなく大きい時間だった。
製図本番では、「エスカレーター」は出なかったが、同課題の中のセキュリティーを活かせる計画だったので、そのまま採用した。
「大講義室(段床式)」は練習が活きた。
「免震」はそのまま採用できた。
設問から5階建てを要求していることはわかっていたが、3層とした場合に廊下係数では余裕のある基準階が収まらなかった。
これはセキュリティーを重視して1階を管理部門とその他として東西に「明確」にわけたことと、大講義室と製図室を優先して、かつ、重複距離の考慮から階段室と廊下の計画を先行させてしまったためであった。
しかし、気づいたときには時間的に手遅れだった。
少なくとも今まで取り組んだ課題ではこんなことはなかった。
このとき最短の解決方法は基準階を4層として6階建てとすることだと考えた。
道路斜線と法的採光を見直し、東側を7m、南側を4mとして建築基準法はクリアできるようにして計画変更したが、基準階ゾーニング見直しは時間的にぶっつけ本番で製図となった。
(記述)
記述は「教材となる・・・」以外は、課題でこなした問題から解答できた。
(製図)
エスキスが未完成のまま製図となったが、この時点までは想定内の想定外だった。
根拠はないが3層の計画の見直しくらいはさほど難しくないと考えていたし、実際、なんとか形に出来た。
ただ、断面図が平面図寸法線に食い込むとわかったとき、エスキスを再度確認することになったが、この一連の時間ロスが6時間半の中では、とてつもなく大きい時間だった。
合格発表まで
製図試験直後の3週間ほどは仕事に忙殺されたため、振り返る余裕も考える時間もなかった。
ところが、試験後1ヶ月を経ても夢の中で製図試験に取り組む夢をみたのだった。
夢の中でもエスキスや製図を書いていたのだ。
さて、あらためて自分の図面を検証できたのは、受験から3週間あまりあとだった。
ちなみに日建学院の採点では62点と微妙だった。
これは教室の面積計算の一人あたりの面積設定によるもので、日建学院は平均値を基準としているため5点✕3の-15点だが、最低値でも問題ないと考えられるため77点の可能性がある。
そしてネット上での情報を集めると気になる情報が。
・6階建ては大幅減点を免れない ← 6階建てとした
・風除室は東西(エントランスホールは東西通り抜け)が正答 ← 風除室は西側と南側
・医務室なしは減点 ← 医務室なし
同時に難易度が高かったため、完成図の割合が少ないとの情報も。
総合的に見て、6階建てにしたことの減点次第とはいえ、ランクⅡはクリア、さらにランクⅠの可能性が大いにある、つまり合格しているかもしれない。
一応、来年度の学習スケジュールを立て、資料は片付けずに合格発表を待った。
ところが、試験後1ヶ月を経ても夢の中で製図試験に取り組む夢をみたのだった。
夢の中でもエスキスや製図を書いていたのだ。
さて、あらためて自分の図面を検証できたのは、受験から3週間あまりあとだった。
ちなみに日建学院の採点では62点と微妙だった。
これは教室の面積計算の一人あたりの面積設定によるもので、日建学院は平均値を基準としているため5点✕3の-15点だが、最低値でも問題ないと考えられるため77点の可能性がある。
そしてネット上での情報を集めると気になる情報が。
・6階建ては大幅減点を免れない ← 6階建てとした
・風除室は東西(エントランスホールは東西通り抜け)が正答 ← 風除室は西側と南側
・医務室なしは減点 ← 医務室なし
同時に難易度が高かったため、完成図の割合が少ないとの情報も。
総合的に見て、6階建てにしたことの減点次第とはいえ、ランクⅡはクリア、さらにランクⅠの可能性が大いにある、つまり合格しているかもしれない。
一応、来年度の学習スケジュールを立て、資料は片付けずに合格発表を待った。
合格発表
なかなか開かないホームページ。
そのうち日建学院の担当の方から電話が来てやや低いトーンで 「発表を確認されましたか?」
もし、ここで「はい」と言えば、そのまま「今回は残念でしたが・・・」と続きそうだった。
どうせなら自分で確認したかったので結果を聞かないことにして、確認後に連絡することにさせていただいた。
そして、やっと開いたホームページから自分の受験番号を確認できた。
職場のみんなに合格を伝え、また、迷惑を掛けたことを謝罪した。
また、この資格は通過点でしかないことも。
そのうち日建学院の担当の方から電話が来てやや低いトーンで 「発表を確認されましたか?」
もし、ここで「はい」と言えば、そのまま「今回は残念でしたが・・・」と続きそうだった。
どうせなら自分で確認したかったので結果を聞かないことにして、確認後に連絡することにさせていただいた。
そして、やっと開いたホームページから自分の受験番号を確認できた。
職場のみんなに合格を伝え、また、迷惑を掛けたことを謝罪した。
また、この資格は通過点でしかないことも。